私のところと取引のある製綿会社さんより一冊の本をお借りすることができました。
『ふとん綿の歴史』吉村武夫著 昭和41年発行の本ですが、これによりますと、「ふとん」という言葉の由来につきまして
「我国における寝具の歴史について」という論文(石川妙子氏)が挙げられております。
そこには二つの説があります。
その1
蒲団は現在用いられている蒲団ではなく、蒲(水草)の葉を編んだ円座(座布団)のことで夜具として用いているものを「ふとん」と呼ぶのは間違っている。という説
その2
蒲団とは蒲の穂を詰めたため「ふとん」という。という説