B01
■植物学上の分類
ワタはゴシピウム属(Gossypium)に属し、植物学上は次の4種類に分類されています。
ヒルスツム種
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バルバデンセ種
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アルボレウム種
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ヘルバケウム種
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Gossypium
hirsuturm
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Gossypium
barbadense
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Gossypium
arboreum
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Gossypium
herbaceum
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新大陸系
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旧大陸系
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メキシコ南部・
中央アメリカ発祥
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ペルー北部発祥
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アジア(インド)発祥
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アジア(インド)発祥
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繊維が長く細い。
大型種。
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繊維が非常に長く細い。
強くて光沢がある。大型種。
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繊維が太く短い。
小型種。
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ヒルスツムを交配改良して作られたアップランド種は、生育期間が短く、どんな気候条件にも対応でき、繊維の質もよく、用途が広い優れた品種。
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海流に乗って、南米北部や中央アメリカへと伝わり、やがてカリブ海の島々にまで広がっていったとされる。
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パキスタンのインダス川流域のシンド地方が起源とされている。
インドより東方へ広がった。
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今まで、ほとんど栽培されていない。
インドより西方、北方へ広がった。
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染色体の数が26個
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染色体の数が26個
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染色体の数が13個
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染色体の数が13個
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現在の陸地綿(アップランド綿)、アメリカ綿、旧ソ連綿、オーストラリア綿、中国綿など。
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現在の海島綿(西インド諸島やアメリカ東南海岸産:シーアイランド綿)、エジプト綿、ペルー綿・インド綿、スーダン綿、スーピマ綿(アメリカ綿)など。
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現在のアジア綿、デジ綿(インド綿、パキスタン綿)。
江戸時代に栽培されていた(和綿)。
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現在はほとんど栽培されていない。
アレクサンダー大王の東方遠征によって、一時は地中海沿岸からアフリカ北部にまで伝播したとされる。
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B02
■栽培種の分類
4大種と呼ばれる相互に異なる系統があるそうです。
(1)オーストラリア野生綿 G. sturtianum オーストラリア
(2)アジア綿 G. arboreum、G. herbaceum アジアおよびアフリカの野生種と栽培種
(3)アメリカ野生綿 G. armourianum 北米西南およびガラパゴス島
(4)アメリカ栽培綿 G. hirsutum 北米、南米、アフリカ、太平洋諸島
引用・・・Wikipedia ワタ属
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%BF%E5%B1%9E#.E6.A0.BD.E5.9F.B9.E7.92.B0.E5.A2.83
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B03
■繊維の長さと産地による分類
短繊維 綿
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中繊維 綿
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中長繊維 綿
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長繊維 綿
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超長繊維 綿
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2.06cm未満
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2.06〜2.54cm
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2.62〜2.78cm
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2.86〜3.33cm
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3.49cm以上
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布団、脱脂綿等に使用
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衣料素材に使用
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高級衣料素材に使用。(希少品)
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デシ綿
(インド綿・パキスタン綿)
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中国綿
アメリカ綿
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アメリカ綿
インド綿
メキシコ綿
中国綿
※陸地綿(アップランド綿)
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ギザ(エジプト綿)
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ギザ(エジプト綿)
海島綿(シーアイランド綿)
スーピマ綿(アメリカ)
トルファン綿(中国ウイグル自治区)
スピン綿(インド綿)
ピマ綿(ペルー綿)
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